2024/04/23 17:19
犬はとても賢い動物なので、仮病を使うことができます。
ただ犬は人のように”病気のフリをしている”とは考えていないでしょう。
人の仮病と同じような定義に当てはまるものはありませんが、仮病のように見える犬の行動はあります。 経験上、仮病を使ったら飼い主さんが構ってくれたということを学習して仮病のような行動をするのだそう。
動物病院に連れて行ってまだ何もしていないのに急に「ギャイーン」と鳴き始めたり、痛がるようなしぐさを見せ始めたりしたら、それは構ってほしくてしている行動かもしれません。
わざと足をなめたり、飼い主さんの目の前で食べているものを口から出すことは、『アテンション・シーキング』と呼ばれます。
これは飼い主さんと犬の関係が不調和な際に見られ、飼い主さんの気をひく行動です。
注意して見てあげるとよいでしょう。
怪我をして治ったはずの足を引きずって歩いたり、痛くないのに鳴き叫んだりという行動を見せる犬もいますが ”これをすれば飼い主さんがかまってくれるはず” と過去の経験から知っており、仮病のような行動を見せている可能性があります。
愛犬が仮病を使っているのか、本当にどこか具合が悪いのかどうかを見極めるのは、飼い主さんでは難しいこともあると思います。
まず大切なのは、愛犬の行動を見たときに ”かまってほしくてしている行動だ" と決めつけず、油断しないことです。
愛犬が飼い主さんに対して見せる仮病のような仕草や行動は、愛犬からの意思表示です。
大好きなおやつやおもちゃに反応しない場合や、嘔吐・下痢のように明らかに不調の症状がでている場合、病気が想定されます。
また、いつもは体を触っても嫌がらないのに、少し触っただけで痛がったり嫌がったりするのであれば、体に不調があると想定できるでしょう。