2024/06/07 13:08


梅雨になると雨が続き蒸し暑くなるなど、いつも通りのお散歩に行きづらい日も多くなります。
毎日お散歩に行く習慣があるワンちゃんの場合はそうした時期は運動不足や体調を崩しやすいなど愛犬も人間も、ストレスをためてしまいがちです。

雨が降っていてもいつものように犬を散歩に連れて行ったほうがよいのか・・・?

意外と聞けないけど気になる雨の日に散歩をするメリット・デメリット、
雨の日に散歩する場合の注意点などをご紹介していきていと思います。


最も多い意見は「行きたがるけど行かない」でした。
他にも「愛犬が雨をイヤがるので行かない」という意見もあり、雨の日にはお散歩に行かないワンちゃんが大半なようです。
雨の日にもお散歩に行くワンちゃんは「対策なしで行く」ワンちゃんや「レインコートで行く」ワンちゃんもいるようです。
おしゃれなレインコートでのお散歩も気分が上がりそうですが、雨をもろともしない、雨が好きなワンちゃんもいるようです。

お散歩はできるだけ毎日行ってあげたほうが、ワンちゃんの健康維持や気分転換にもなるのは間違いありません。
とはいえ、悪天候の日に無理をして連れていく必要はありません。 
雨の日のお散歩は、上から降る雨だけでなく、水溜まりから跳ねあがる水滴などで汚れるのを嫌がる子も多く、帰宅後のお手入れも大変です。
また雨の日は視界が悪く、散歩中も危険が伴います。
近くを猛スピードで走行する自転車や、後ろから近づいてくる車にも、雨の日の視界の悪さと騒音で、気が付きづらくなります。
そうしたリスクを避けるためにも、無理していく必要はなく、お散歩に行かない代わりにおもちゃなどで室内でしっかり遊んであげるようにしましょう。

犬が雨の日に散歩に行きたがらない時は、無理せず室内で気分転換の運動をするのがおすすめ。
とくに繊細な犬は「濡れる」「雨具を着せられる」「雨具に落ちる雨音が嫌」などの理由から、雨の日に無理に出かけると散歩が嫌いになってしまうこともあります。 
ただ散歩に行かない分、別の方法で気分転換やストレスの発散をさせる必要があります。
室内でおもちゃを使った運動をさせたり、知育トイを使ったノーズワークの遊びなどをするのもおすすめです。
たとえ思いっきり走れなくても、頭を使う遊びは、犬に心地いい疲労感を与えてくれます。
考える遊びは、体を激しく使う遊びをするよりずっとストレス発散&エネルギーを消費になります。 


幼いころから外でしかトイレをしないように覚えてしまっている場合はどうしたらよいでしょうか。
外でしか排泄できない犬なら、我慢が心身のストレスだけでなく膀胱炎などの原因にもなるので定期的に散歩に出る必要があります。
天気予報を活用し、小降りの時間や晴れ間など、散歩に適した時間帯を予測して準備しましょう。
愛犬の健康と安全のためには、室内で排泄できるようにトレーニングしておくことも必要です。
飼い主が体調を崩したり、高齢になり毎日、散歩に出かけることが難しくなったケースや、ワンちゃん自身がシニアになって足腰が弱くなった場合、災害時の避難生活の際にも役立つでしょう。

濡れた状態が長く続くことで、体調を崩す危険性があります。
レインコートを着せることで、余計な濡れを防ぐだけでなく、お散歩後のお手入れもぐんと楽になります。 
お洋服が苦手な子で、着せようとすると嫌がる子も多いと思いますが、そういう子には頭からかぶせるだけのポンチョタイプやマントタイプがおすすめです。
また、強い雨の日には全身をカバーしてくれるオーバーオールタイプがよいでしょう。
四肢もガードしてくれるので、マントタイプよりも濡れる部分が少なく、雨水や泥汚れをしっかりと防いでくれます。 
また肉球が雨で濡れてふやけてしまったり、落ちている鋭利な物を踏んで怪我をするのを防止できるドッグブーツなどもおススメです。 

飼い主さんも傘よりもレインコートで、リードを持つのと反対の手も自由に動かせるようにしておくと、滑ったり転倒したときなど万が一のときにも安心です。
さらに視界確保のため、つばのある帽子も合わせるのがおすすめ。


タオル、ドライヤー、ブラシなど濡れた体を乾かすのに必要な物は玄関に置いてから出かけましょう。 
濡れや汚れを放っておくと、肉球、耳、腹部表皮トラブル、体温低下による胃腸不調に発展することがあります。
また、濡れると毛がもつれ、毛玉ができやすくなります。毛玉は放置すると脱毛や皮膚炎の原因ともなります。 
散歩後のケアの印象が悪いと、犬が散歩嫌いになってしまうこともあるため、 短時間で済ませることが大切です。

雨の日のお散歩にはメリットとデメリットがそれぞれあるため、犬の状態と飼い主のライフスタイルに合わせて散歩を工夫できることが理想的です。
またデメリットに対処するグッズが考案されていたり、雨の日でも運動しやすい屋根付きの室内ドッグランなどを、探してみるのも良いかもしれません。