2024/09/13 13:31
猫との生活の中で飼い主さんがついやりがちだけど、猫にとっては良くない接し方や行動をご紹介します。
猫とのスキンシップやお世話の仕方、猫に与えてはいけない食べ物など、
今一度、猫の飼い方を振り返る機会として、この記事をご活用ください。
猫を外に出すことは、他人の敷地(庭や畑)を荒らしたり、庭を荒らすことによる近隣とのトラブルの原因となるだけでなく、交通事故やけんかによる外傷や感染症など、いろいろな危険が待ち受けています。
また、不妊手術をせずに放し飼いをしているのは、野良猫が増える原因となります。
元々猫はあまり行動範囲が広くないので、家の中だけで十分というのが今の見解です。
元々野良猫で、どうしてもお出かけしないとダメな猫以外は、なるべく外に出さないようにしましょう。
完全室内飼いだから、他の猫と接する機会がないのでワクチンは必要ないと考える人もいると思います。
しかし、飼い主が外で野良猫に接触してウイルスを持って帰ってきてしまい、そこから感染することもあるので、年一回の予防接種は受けるようにしましょう。
ご飯を食べているときにおねだりされても決してあげないようにしましょう。
人が食べられるものでも、猫には毒となる場合が多いです。
味付けが猫には濃すぎますし、猫が食べてはいけない物が入っていることがあるからです。
味付け前の肉、魚、野菜などを与えるのは大丈夫ですが、事前に猫が食べても問題のない物か、必ず確かめましょう。
猫にかつおぶしやにぼしを与える場合は、人間用よりも塩分調整された猫用がおすすめです。
猫の体によい栄養素がたっぷり含まれているので、猫は適量であれば食べても大丈夫です。
ただし、過剰に摂取すると尿路結石の発生や腎臓への負担が増加し、腎不全発症のリスクが高まるので注意しましょう。
また、猫のごはんの与え方には、置き餌スタイルと決まった時間に決まった量の餌を与えるスタイルとの2種類がありますが、置き餌スタイルは猫にとって望ましいとは言えません。
飼い主さんの生活習慣や家事の都合などから置き餌がやめられない場合には、肥満のリスクを抑えるためには、1日のごはんの量は必ず適量を守ることと、ごはんの衛生面や鮮度については可能な限りよく注意しておきましょう。
猫はお味や風味が敏感です、食欲不振の原因になることがあります。
ご飯を入れる時はつぎ足しではなく、残ったご飯を捨て、お皿を洗ってから新しいご飯を入れるようにしましょう。
基本的に短毛種はカットの必要はありません。基本的には自分でグルーミングをし、体をきれいにしているため、ブラッシングを十分にしてあげていれば、シャンプーもしなくても大丈夫です。
長毛種や皮膚疾患がある子はトリミングが必要と言えるでしょう。
ブラッシングやシャンプー(トリミング)は猫ちゃんの体に触れることで異変に気付きやすく、病気の早期発見につながるメリットもあります。
ただし、暑さ対策として被毛を極端に短くカットしてしまうのはおすすめしません。
猫の被毛には、外気温との間に被毛の厚さ分の空気の層を保ち、暑さや寒さの影響から、被毛の下の体を守る役割があります。
猫の3大ストレスとは「環境の変化」「汚れたトイレ」そして「多頭飼いで自分のスペースがない」の3つだそうです。
猫は犬に比べてストレスに弱い生き物のような気がします。
孤独なハンターとして単独生活をしていた猫は、集団生活や環境の変化にも苦手そうですよね。
多頭飼いする場合は、ケージやキャットタワーなどを利用して、各猫がそれぞれ自分のスペースを充分に確保できるように配慮してあげてください。