2026/09/26 07:00

9月下旬は「台風・雨・湿気」と「肌寒さ」に注意


9月下旬は、年や地域によって台風や秋雨前線の影響を受け、雨の日が続くことがあります。
湿った空気で室内がジメジメしやすく、雨や風のあとには、飼い主が「少し寒い」と感じる時間帯が増えることもあります。
犬や猫も、乾いた布地や風の当たらない場所など、いつもと違う場所を選ぶことがあります。

この時期は、雨で床や寝具が湿っていない場所、冷たい空気が直接当たらない場所、乾いた布地の上などへ移動することがあります。
反対に、暖房や乾燥した風を嫌がって、少し離れた場所を選ぶこともあります。

寝場所が変わること自体は、すぐに体調不良を意味しません。
犬や猫が自分で温度や風、明るさ、周囲の音を調整しようとしている可能性があります。
大切なのは、寝場所だけで判断せず、食欲・元気・呼吸・飲水・排せつなどの普段との違いを一緒に見ることです。

犬や猫が寝場所を変える主な理由


湿気や床の冷たさを避けている
犬や猫は、人のように室温の数字だけで快適さを感じるわけではありません。
被毛の量、体格、年齢、床の材質、風の当たり方、日差しによって体感は変わります。

同じ部屋でも、床の上とベッドの上、窓から離れた場所と窓際では、湿気・冷たさ・風の当たり方が異なります。濡れた窓際や湿ったマットを避け、乾いた布地へ移動する行動は、環境を選んでいる様子の一つです。

日差しや生活音を避けている
寝場所の変更は、温度だけが理由とは限りません。午後の日差しが強い、掃除機やテレビの音が気になる、家族の動線が変わったなど、光や音、においが影響することもあります。

猫は高い場所や狭い場所を好むことがあり、犬は家族の気配を感じられる場所を選ぶことがあります。
いつもと違う場所で休むときは、その場所の温度だけでなく、風・光・音・人の出入りも確認しましょう。

体調や痛みが隠れている場合もある
寝場所の変更に加えて、元気がない、食欲が落ちた、呼吸が速い、触られるのを嫌がる、歩き方が違う、嘔吐や下痢があるといった変化があれば、単なる好みや寒暖差と決めつけないでください。

水をほとんど飲まない、口の中や歯ぐきが乾いて見える、尿が少ない、ぐったりしているなどの変化も注意が必要です。脱水のサインは外見だけでは判断しにくく、皮膚の戻り方も年齢や体型で変わるため、気になる症状があれば動物病院へ相談しましょう。

寝場所を整えるときの3つのポイント


1.乾いた場所と、風が直接当たらない場所を残す
雨が続く時期は、部屋全体を一つの温度や湿度にしようとするより、犬や猫が自分で移動できるようにすることが大切です。乾いたベッドやマットを置く場所とは別に、床が濡れていない休憩場所も残しておきます。

除湿機・エアコン・扇風機の風を寝床へ直接当て続けるのは避け、犬や猫が風の当たらない場所へ移動できる配置にします。窓際は結露や外気の影響を受けやすいため、寝具が湿っていないか確認してください。

2.寝具の「表面」だけでなく底面も確認する
湿度が高い日や部屋干しの近くでは、ベッドやマットの底面に湿気がこもることがあります。
触ったときの湿り気、におい、毛やほこりのたまり方を確認し、洗濯後は縁や裏側まで乾かします。

犬や猫がベッドを避けるようになった場合は、暑さだけでなく、湿気・におい・素材の硬さ・置き場所も見直しましょう。

3.服は「暖かさ」より濡れ・蒸れ・動きやすさを確認する
少し肌寒く感じるからといって、すべての犬や猫に厚手の服が必要になるわけではありません。
雨の日や湿気が多い日に服を使う場合は、濡れが残っていないか、蒸れていないか、動きにくそうにしていないか、呼吸を妨げていないかを見ます。

初めての服は、散歩や長時間の留守番でいきなり使わず、室内で短時間から試します。
毛の量や体型、動きやすさを考慮してください。

まとめ:寝場所の変化を「快適さのヒント」として見る


9月下旬は、台風や秋雨前線の影響で湿気がこもり、地域や天候によっては少し肌寒く感じることがあります。 犬や猫が寝場所を変えたときは、すぐに厚手の服や暖房を追加するのではなく、寝具の乾き具合・床の冷たさ・風・雨音を確認し、本人が移動できる選択肢を残しましょう。

寝具や衣類を使う場合も、濡れ・湿気・動きにくさがないかを確認します。
寝場所の変更に体調の変化が重なっている場合は、自己判断で様子を見続けず、獣医師に相談してください。

※本記事は犬猫との暮らしに関する一般的な情報提供を目的としたもので、診断や治療を行うものではありません。症状がある場合は、早めに動物病院へご相談ください。